お金を稼ぐといえば、汗水たらして、たくさんの時間を費やして、モーレツに働く、そうすると、稼ぎが増えて、裕福な暮らしができる。これが、一般的なセオリーではないだろうか。
しかしながら、１日という限りある時間の中で、食事、睡眠、洗濯、掃除、着替えなど、絶対に必要な時間がある。仕事にすべてをつぎ込めば、当然、睡眠時間を削ったり、休日がなくなったり、掃除、洗濯ができなくなるなど、どこかしらのほころびが出る。また、睡眠時間や入浴の時間を削ってまで、働いていると、最初は何ともないだろうが、長期に渡れば、見えない出口を走っているようなものなので、幸福感まで削がれていくことになる。
ここで、自己制御できれば良いのだが、仕事にのめり込むあまり、自分が見えなくなって、自己犠牲の上に、何かに尽くしている状態になりかねない。過去に、自分自身もそのような経験をしたことはある。収入は増えることで、最初はウホウホになって、もっと頑張らねばと、まるで中毒のようになってしまい、それが加速し続ける。誰が止める訳でもないので、それが当たり前のように思いこみ、いつの間にか気づいたら、１日があっという間の連続、時間がないな、時間がないなと言い続けて、数年がたってしまっていた。周りの人の幸せな様子を見ながら、ふと我に返った時に、自分には何も残っていない、いやむしろ話題のないつまらない人間になっている、ということに気づかされたのである。このことに、徐々に目覚めていくのだが、ショックでしかなかった。
アクセク働くことは大事だし、それ自体は否定されるべきものではないと思っている。しかし、後悔を残すようなことにならないよう、注意を払う必要がある。雇われの身分であれば、当たり前の話として、単なる搾取対象にしかならないわけで、身も心も売っているようなものである。
さて、１日の時間は限られている。そうであれば、積極的に時間を買う必要があるわけで、その買った時間は、自己投資に回して、スキルを身につけていったほうが、より良いライフワークにつながるではないだろうか。自己投資は、未来の自分への貯金と言っても過言ではなんだから。つまらない人間と思えるるなら、自己投資にも目を向けてほしい。
今の自分自身は、学びなおしのために、飲酒は控える、テレビ時間はお昼休憩、宅配の積極的な利用、早寝早起きを心がけている。ITパスポート資格の勉強だったり、様々な書物を読みながらのブログ更新で、スキルアップにつなげようとしている。当然、収入は入ってこない。むしろ、支出させているのだから、これも立派な自己投資と考えている。しかしながら、何かの糸口を打破しようとしている夢を追いかけるアクションは、自分の気持ちを明るくさせてくれているのも事実だ。
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